登山は日頃の喧騒を忘れ、自然の中でリフレッシュできる素晴らしい趣味です。一方で、日帰り登山であっても時間がかかります。登山に限ったことではありませんが、アウトドアというのは家族に理解が得られ辛い趣味かと思います。
今回は、少しでも登山に行きやすい環境を作るためのホウレンソウをご紹介します。
いつでも、行ってらっしゃい!と笑って見送ってくれる寛容な家族をお持ちの方も、ホウレンソウを行うことで不要な心配を与えなくて済むかと思います。
実際、電波が繋がらない登山というのは、不安に感じる家族の方もいるかと思います。
警察庁の統計によると2019年の山岳における遭難者は2937人、そのうち死亡・行方不明者は299人となっています。登山に限らずアウトドアでは、安全を意識していても事故のリスクをゼロにすることは不可能です。
そのため、適切にホウレンソウを行うことで、家族に安心を与えることができます。
【ホウレンソウ】
Wikipediaによると報・連・相は主にビジネスに使用される言葉で下記の3つからなります。
報告……上司からの指示・命令に対して、部下が経過や結果を知らせるのこと
連絡……関係者に業務・作業情報を知らせること
相談……業務の過程で困った時や迷った時など、周囲に意見を求めること
登山の場合は「相談」→「連絡」→「報告」の順番で行いましょう。
【相談】
家族内で登山をするのが、あなただけの場合は登山の内容について家族に相談することはないと思います(されても、家族も興味が無いでしょう…)。
登山に行く日を決めた後に「この日に登山に行こうと思うんだけど、スケジュール大丈夫かな?」と、相談しましょう。自分の中でこの日に絶対に行くと決心していも、相談する形式を取ることで理解を得られやすくなると思います。
【連絡】
相談した後は連絡です。事前にいつ、どこに行くかの2点を連絡しましょう。
「今度の土曜日に、大台ケ原へ登山に行ってきます。」
また、前日には安全のためにも「何時に出発して、遅くとも何時に帰るか」を伝えましょう。
【報告】
登山における報告はとても重要です。朝に「行ってきます」と家を出て、次は「ただいま」では、家族の理解・安心は到底得られません。
登山の場合、こまめな連絡は不要で1点を報告するだけで大きく改善されます。
終了時の無事を知らせる「今、山を下りました。これから、片付けをして帰ります。」これだけです。
登山へ行く時の家族へのホウレンソウ、参考になったでしょうか。ビジネスだけでなく、登山でもホウレンソウを活用して、快適な登山ライフを楽しんでくださいね!
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