2021年2月に三重県尾鷲市の矢ノ川峠へ行ってきました。
矢ノ川峠周辺には江戸道、明治道、昭和道があり、今回は3つを周遊しました。
登り始めは明治道から、google mapで「34°01’30.6″N 136°10’57.2″E」をナビに設定します。
尾鷲市側から行くと国道42号から左へ分岐します。
しばらく車で進むとナビの設定地に到着し右手に「矢ノ川峠明治道入口」の看板があります。設定地の前後に少し離れていますが、車1台が停めれるスペースがあるのでそこに停車しました。
明治道入口を朝8時にスタートしました。
明治道は起伏は激しくなく、石が点在する道です。目印のテープや看板が少なく迷いやすいので注意です。
明治道を進むと「小坪駅跡」の看板があります。
小坪駅跡は「矢ノ川安全索道」の跡地です。矢ノ川安全索道は日本初の本格的な旅客用ロープウェイだったそうです。
「矢ノ川安全索道」の跡地から道を間違えやすいので特に注意です。跡地から奥のほうへ石の階段がありますが、その方向へは進まず、先ほどの「小坪駅跡」の看板まで戻りましょう。
「小坪駅跡」の看板まで戻ると左手に写真の「林道」という看板があり、看板に従って進みます。
しばらく進むと林道へ出ます。林道を右手に進み、昭和道への合流地点を目指します。
明治道だけでなく、昭和道にも共通する注意点です。明治道と昭和道の一部は尾鷲トレイルと併走しており、尾鷲トレイルへの案内や目印テープが所々にあります。
尾鷲トレイルへ合流してしまわないように注意しましょう。尾鷲トレイルに合流してしまっても矢ノ川峠へは到着できますが、比較的険しい道となっています。
明治道を進むと昭和道へ合流します。合流地点はY字になっており、左側へ進むと国道42号への昭和道、右側に進むと矢ノ川峠方面への昭和道です。
合流地点から左側へ進むとすぐにコンクリート製のトンネル「矢ノ川隧道」があります。今回は矢ノ川峠へ向かうので、矢ノ川隧道を見た後は合流地点へ戻り右側へ。
整備された昭和道を矢ノ川峠方面や進みます。起伏も穏やかです。
矢ノ川峠(807m)に到着。矢ノ川峠は高峰山への登山口でもあります。
今回は矢ノ川峠で12時頃に昼食を取りました。
矢ノ川峠からは江戸道へ。距離は短いですが、かなり勾配はきついです。当時の江戸道は土砂崩れで、道らしいものはありません。
矢ノ川峠からも江戸道への看板はなく、中上級者向けのルートです。江戸道へ挑戦される方は事前に下調べをしっかりしてくださいね。
江戸道を下るとデンガラ大橋があり、昭和道へ合流します。そこから、昭和道を国道42号方面へ進みました。デンガラ大橋から国道42号までの間にはトンネル(隧道)が3つあります。
デンガラ大橋にすぐ近くの第三隧道は素掘りトンネルで一見の価値があります。
昭和道から国道42号を進み、車を停めたスタート地点へ戻りました。
8時間29分、13.8kmの行程でした。7.8km付近の矢ノ川峠からの江戸道で一気に高度が下がっています。
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